「病院薬剤師を辞めたい」と思ってあなたはきっとこの記事を読んでいるでしょう。
病院薬剤師として働く薬剤師なら一度は「もう辞めたい」と思ったことがあると思います。
私も新卒で病院薬剤師として働き始めてから何度も「病院薬剤師を辞めたい」「ここから逃げ出したい」と考えていました。
病院薬剤師を辞めたいと思っているのはあなただけではないので安心してくださいね。
さてあなたが病院薬剤師を辞めたいと思う理由は何でしょうか。
きっと辞めたい気持ちが先走っていて、辞めたい理由がモヤモヤしていることでしょう。
そこで本記事では病院薬剤師を辞めたいと思う理由と対処法について説明します。
この記事を読み終わる頃、あなたは辞めたい理由がはっきりする上に対処法までわかるでしょう。
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<この記事を書いた人>

新卒から国立大学病院薬剤師として勤務していた山村ゆちです
- 薬剤師歴:2022年現在、7年目
- 都内私立大学薬学部→新卒で国立大学病院薬剤師として勤務
- 現在1児の母として子育てに奮闘中
病院薬剤師のことならお任せください!
病院薬剤師を辞めたいと思う理由は7つある

病院薬剤師を辞めたいと思う理由は「病院薬剤師を辞めたい」「薬剤師そのものを辞めたい」のどちらでしょうか。
結論から言うと、「病院薬剤師を辞めたい」「薬剤師そのものを辞めたい」人も辞めたい理由は似ています。
病院薬剤師を辞めたい、薬剤師そのものを辞めたいと思う代表的な理由は下記の7つです。
- 職場の人間関係が悪い
- 仕事量に対する給料が安い
- 患者さんとうまくコミュニケーションが取れない
- 病院薬剤師の仕事が思っていたのと違う
- 残業が多くプライベートの時間が取れない
- 夜勤や当直があり体力的に厳しい
- 結婚や出産などのライフイベントがあるため働き方を変えたい
病院薬剤師を辞めたい、薬剤師そのものを辞めたいと思う理由についてこれから1つずつ説明していきますね。
勤務先の人間関係が悪く仕事がやりにくいから
仕事内容は好きだけれど勤務先の人間関係が悪く仕事がやりづらいから辞めたい、辞めたい理由のトップです。
同僚、上司、看護師や医師など病院薬剤師はいろいろな人とのやり取りが必要になるため、病院薬剤師は人間関係に悩まされることが多いです。
病院は一般企業と異なり、狭い職場であるため噂や悪口などがあっという間に広がるのも辞めたいと思う理由でしょう。
相手の勘違いが原因でぎくしゃくした人間関係なのに、相手が悪口や良くない噂を広めたせいで病院に居づらくなったという同僚もいました。
また、新人の頃にミスをたくさんしたことが原因で「仕事ができない」レッテルを貼られて上司や同僚に冷たく接せられたのも辞めたいと思う理由です。
新人の頃は正直言って仕事に慣れていないため、右も左もわからない状態です。
しかし、1度「仕事ができない」レッテルを貼られるとなかなか挽回するのは難しいのが現状ですよね。

好きで仕事ができないわけじゃないのに、辛く当たられるのはキツイなぁ。
薬剤師の性格が悪いなぁと思う場合にはぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
仕事量に対して給料が安く労働力に見合っていないから
病院薬剤師は激務であるのにも関わらず、製薬会社や薬局、ドラッグストアで働く薬剤師よりも給料が安いです。
30代の薬剤師など家庭を持ち始める年齢の薬剤師は仕事量に対して給料があまりにも安いため、病院薬剤師を辞めたいと思うことが多いです。
学生で新卒の頃にも、「病院薬剤師は給料が安いよ:と先輩や両親から聞いたことがあるかもしれません。
就活している頃は「病院薬剤師として働いてスキルアップしたいから、給料は安くても問題ない」と思っていたでしょう。
しかし、いざ病院薬剤師として働き始めて家庭を持つと、お金の問題は切っても切り離せません。

結婚して子供が生まれるから病院薬剤師を辞めて転職した先輩が何人も居たよ。
公務員薬剤師は年齢を重ねれば順調に給料が上がっていきますが、一般の病院薬剤師は年齢を重ねてもあまり給料は上がりません。
給料は上がらないのに責任だけは重くなっていく病院薬剤師の仕事が耐えられずに辞めていく人も何人かいました。
患者さんとうまくコミュニケーションが取れないから
入院している患者さんとのコミュニケーションがうまく取れずに悩む薬剤師は実は結構います。
患者さんは体調が悪いため入院していることから、中には薬剤師を始めとした医療者につらく当たる人もいるでしょう。

私も病棟担当として働いていた時、患者さんに辛く当たられたことがあるよ。
いくら医療者とはいえ、患者さんに辛く当たられるのは辛いですよね。
患者さんとのコミュニケーションがうまく取れずに悩んでしまった結果、自分もうつ病になってしまうこともあります。
病院薬剤師だけではなく、薬剤師そのものを辞めたくなる理由は患者さんとのコミュニケーションが取れないことが原因であるのも納得でしょう。
病院薬剤師の仕事が思っていたのと違うから
病院薬剤師の仕事が思っていたのと違うとギャップを感じるため、辞めたいと思う薬剤師も一定数います。
大学の授業では「医師や看護師などの他職種との連携が大事」と習いましたよね。
しかし、いざ臨床現場で働いてみると他職種との連携はまだまだ実践されておらず、病棟が医師と看護師で回っている職場も多くあります。
カンファレンスで薬剤師が発言しようとしても、「薬剤師には聞いていない」などと言われたらショックですよね。

病棟のカンファレンスにすら呼ばれない職場もあるみたいだよ。
薬のスペシャリストである薬剤師が病棟カンファレンスで発言権がないのは辛いですよね。
残業が多くプライベートの時間が取れないから
委員会などの通常業務以外の時間に行われる仕事が多く、なかなかプライベートの時間が取れないことが原因で辞めたいと思う薬剤師はいます。
例えば、栄養サポートチーム(NST)の回診が業務後の17時30分から1時間だとすると、回診後にカンファレンスを開いていたらあっという間に19時になってしまいますよね。
また、褥瘡(じょくそう)委員会やリスクマネジメント委員会など他職種が集まる委員会は19時から開催されることも普通にあります。

定時で帰りたくても委員会があると帰れないよ。
また、大学病院や専門病院などの薬剤師は学会発表が必須のところも多いですが、学会発表の準備時間はたいてい業務時間外になります。
さらに学会発表の準備は自己研鑽(けんさん)になるため、給料が出ないことがほとんどです。
確かに学会発表の準備や論文執筆を通して経験値は上がりますし自分の業績にはなりますが、家庭を持っている薬剤師には厳しいですよね。
夜勤や当直があるため体力的に厳しいから
夜勤や当直業務が体力的に厳しいため病院薬剤師を辞めたいと思う薬剤師は実は多いですし、私もそうでした。
夜勤業務や当直業務の勤務時間帯は職場によって異なりますが、どちらも夜間の業務になるため人間の生活リズムとは異なる時間に活動することになります。
業務内容は夜中に病棟からPHSに電話が掛かってきて注射剤の配合変化について質問を受けたり、緊急で使いたい薬の調剤を行なったりします。

いくら仮眠を取って良くてもぐっすりは眠れないよね。
私の場合、夜勤中はPHSがいつ鳴るか分からない、どんなアクシデントが起こるか分からない緊張感が原因で夜勤の数日前からよくお腹を下していました。
夜勤や当直業務が体力的に厳しいため病院薬剤師を辞めたいと思う人も多いでしょう。
結婚や出産などのライフスタイルの変化があるから
結婚や出産などのライフスタイルの変化が理由で病院薬剤師を辞めたいと思う人は実は多いです。
私の働いていた職場では結婚を機に病院薬剤師を辞めて調剤薬局やドラッグストアに転職する女性薬剤師が本当に多かったです。
夜勤や当直のある病院で働く病院薬剤師は結婚するとパートナーとの時間を大切にしたいと思うため、病院薬剤師を辞めたいと思うようになるんですよね。

私も結婚が決まった時に病院薬剤師を辞めるかどうかかなり迷ったよ。
また、子供を妊娠し出産を機に辞める病院薬剤師も一定数いますし、実は私も出産を機に病院薬剤師を辞めました。
薬剤師免許を持っているため、一度は育児に専念し子供がある程度大きくなったらまた働こうと考えている女性薬剤師は多いです。
薬剤師免許は国家資格なので復職しやすいというメリットから出産を機に1度仕事を辞める選択ができるのでしょう。
病院薬剤師を辞めたいと思った時の対処法3選

病院薬剤師を辞めたい理由について1つずつ説明しましたので、次に病院薬剤師を辞めたいと思った時の対処法について説明していきますね。
職場を変えることで解決できるなら転職する
以下の理由で病院薬剤師を辞めたいと思った場合は転職することで解決できる場合があります。
- 職場の人間関係が悪い
- 夜勤や当直業務が辛い
- 仕事量に対して給料が安い
職場の人間関係はなかなか改善されないため、自分が転職することで解決できる場合が多いです。
転職を考える場合は内部事情などを教えてくれるので転職エージェントを使うことをおすすめします。
また夜勤業務や当直業務が辛い場合は、日勤帯のみの勤務でOKな病院を探すと良いでしょう。

私の先輩は夜勤業務が苦手だから日勤のみの病院へ転職したよ。
体を壊してまで夜勤や当直を行うのは本末転倒ですので、夜勤や当直業務があまりにも辛い場合には転職を考えましょう。
仕事量が多いわりに給料が安い場合も上記2つの理由と基本的に同じ対応で、転職を考えると良いです。
もしあなたが専門薬剤師や認定薬剤師の資格を持っているならば、今いる職場よりももっと給料が高い病院に転職することが可能でしょう。
「石の上にも3年」とは言いますが体調を崩しては本末転倒であるため、自分には合わない職場だなと思ったらすぐに転職エージェントに登録し転職活動を始めましょう。
コミュニケーションの方法や心理学を学ぶ
患者さんとのコミュニケーションがうまく取れないため病院薬剤師を辞めたいと思う人の対処法はコミュニケーションや心理学を学ぶことです。
例えば患者さんとコミュニケーションを取る時にどのような切り口で話を始めたら良いのか分からない場合におすすめの本はこちらです。
「看護」と名前が付いていますが、薬剤師が読んでも十分に使える内容がぎゅっと詰め込まれています。

患者さんとコミュニケーションをうまく取るためにはとにかく実践が大切なので、怖がらずにどんどんと患者さんとのコミュニケーションを取ってみてくださいね。
病院薬剤師以外の職に就く
「病院薬剤師の仕事が思ったのと違った」「もう夜勤や当直はやりたくない」と思うあなたには病院薬剤師以外の職に就くことをおすすめします。
例えば、病院薬剤師の経験を生かせる職場は製薬会社や調剤薬局、ドラッグストアなどあなたが思っているよりも多くあります。

病院薬剤師から製薬会社に転職は難しいと聞いたことあるけれど実際はどうなの?
病院薬剤師から製薬会社に転職した同僚はたくさんいましたし、転職エージェントを使えば難しくないですよ。
例えば、治験業務を行なうCRCや臨床試験を行うCRO、そして最近求人が増えてきているMSL(メディカルサイエンスリエゾン)などがあります。
MSLは医師に安全性情報や薬を最適に使ってもらうための支援を行う職種であり、病院薬剤師の経験が存分に発揮できる職種です。
もしあなたが病院薬剤師を辞めたい、薬剤師そのものを辞めたいと思ったら、転職エージェントに相談することで一緒に対処法を考えてもらえますよ。
こちらの記事では薬剤師がプログラミングの勉強することで薬剤師以外の職業に就けることを解説しています。
病院薬剤師を辞めたい時は転職エージェントに登録する

病院薬剤師を辞めたい、薬剤師そのものを辞めたいと思った場合の対処法について説明しました。
そこで次に転職する場合に登録をおすすめしたいエージェントは以下の3つです。
- 薬キャリ
- 薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」
“>ファルマスタッフ
- マイナビ薬剤師
すべて無料で簡単に登録できる上に、面談も無料でできるため登録することをおすすめします。
今すぐに転職するつもりはない場合でも、自分の市場価値を確かめるために転職エージェントに登録しておくのも良いですよ♪
薬キャリ
エムスリーが運営している薬キャリは業界大手の転職エージェントです。
初回面談では丁寧に職歴や希望の職場、年収について聞いてくれるためおすすめですよ。
また、短期アルバイトや派遣案件もメールで届くので登録するメリット大です!

病院薬剤師を辞めたいなと思った私が最初に転職を考えた時にまず登録したのが薬キャリでした。
m3という薬剤師情報サイトから薬キャリを見つけて登録したのがきっかけです。
エージェントさんからは希望の職場や年収をお伝えした後、薬剤師の転職の流れなどを丁寧に説明してもらえました。
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ファルマスタッフはこちらの希望に沿って職場の提案をしてくれます。
またこちらの希望以外の職種や職場についても提案してくれるため視野が広がりますよ。
求人メールも丁寧で分かりやすいためおすすめのエージェントです。

病院薬剤師の同僚や先輩ではファルマスタッフは好評で登録している人が多いエージェントでした。
ファルマスタッフからの求人メールでは自分が検索しても出てこないような職場まで紹介してくれるため貴重なエージェントです。
また、ファルマスタッフの求人サイトは本当に見やすいので私はいつも昼休みに求人をチェックしていました。
マイナビ薬剤師
みんなが知っている最大手の転職エージェントのマイナビ薬剤師
薬剤師だけではなく製薬企業の求人も豊富に扱っているのが特徴です。
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私が転職を考えた時にマイナビ薬剤師は製薬企業の求人が多いという口コミを聞きました。
病院薬剤師が病院薬剤師以外の職種、ましてや製薬企業に転職できると教えてくれたのはマイナビ薬剤師でした。
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まとめ

- 病院薬剤師を辞めたいと思う理由は主に7つある
- 人間関係が悪い、給料が安い、体力的に厳しい、ライフスタイルの変化などが病院薬剤師を辞めたい理由に多い
- 患者さんとうまくコミュニケーションが取れない、プライベートの時間が取れないことも病院薬剤師を辞めたい理由の上位である
- 病院薬剤師を辞めたいと思った時の対処法は転職する、コミュニケーションや心理学を学ぶ、病院薬剤師以外の職に就くことが挙げられる
- おすすめの転職エージェントは薬キャリ、ファルマスタッフ、マイナビ薬剤師である
- どの転職エージェントも登録や面談が無料であるためまずは登録することをおすすめする
病院薬剤師を辞めたいと思ったあなたがこの記事を読むことで解決法が見つかりますように。
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