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緊急速報!!病院薬剤師は忙しい!?働き方や魅力も徹底解説!

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あなたは「病院薬剤師は忙しいよね」「病院薬剤師は激務で有名だよね」と言われたことはありませんか。

実際に病院薬剤師は調剤業務だけではなく、病棟活動、栄養サポートチーム、感染対策チーム、褥瘡チームなど業務がたくさんありますよね。

私も病院薬剤師として働いていた時は忙しいなと思うことはよくありました。

結論から言うと、病院薬剤師は確かに忙しいですが業務内容と病院によります。

本記事では病院薬剤師が忙しいと感じる理由、病院薬剤師の勤務形態、そして魅力についてご紹介していきます。

この記事を読み終わる頃には病院薬剤師の忙しさだけではなく魅力についても語れるようになりますよ♪

<この記事を書いた人>

山村ゆち
山村ゆち

新卒から国立大学病院薬剤師として勤務していた山村ゆちです

  • 薬剤師歴:2022年現在、7年目
  • 都内私立大学薬学部→新卒で国立大学病院薬剤師として勤務
  • 現在1児の母として子育てに奮闘中

病院薬剤師のことならお任せください!

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病院薬剤師が忙しいと感じる理由は5つある

病院薬剤師の仕事が忙しいと感じる理由は大きく分けて下の5つが挙げられます。

  • 入院外来調剤
  • 点滴の準備
  • 持参薬鑑別
  • 残業
  • 業務後の勉強会や学会発表準備

これら5つの病院薬剤師が忙しいと感じる理由やタイミングについて1つずつ解説していきますね。

院内調剤や外来調剤処方せんが一気に重なるから

病院の規模にもよりますが日勤帯の業務開始直後が特に忙しいと感じます。

院内調剤、いわゆる入院患者の処方せんは医師が出勤してからのオーダーになるため、業務開始直後は処方せんが溢れかえります。

実際に私が調剤室に配属されていた時はすぐに病棟に搬送すべき処方せんと急ぎではない処方せんに分けて調剤をしていました。

どれだけ調剤をしてもどんどんプリンターから処方せんが出てくるから焦るよね。

更に外来が始まる9時過ぎからは外来患者の院内処方せんも出てくるので本当に忙しいです。

私はよく調剤室の中をスニーカーで走っていました(笑)

調剤室業務では入院患者の院内調剤と外来患者の院内調剤が重なる午前中がとても忙しいと感じると思います。

入院患者の抗がん剤調剤や注射の取り揃えが多いから

私が勤めていた病院では抗がん剤の調剤、いわゆるミキシングと夜勤帯で医師が処方した注射剤の取り揃えも翌日の日勤薬剤師の業務でした。

よって抗がん剤の治療が多い日の午前中はとにかく抗がん剤のミキシングで精いっぱいです。

抗がん剤の投与開始時刻は10時が多かったですが、中には9時開始の抗がん剤がある時は出勤後すぐにミキシングを開始することも。

また、注射の取り揃え業務も薬剤師の仕事なので、いつも見慣れていない注射剤だと注射室のどこに薬があるか分からない、こともたくさんありました。

病棟業務では抗がん剤のミキシングや注射の取り揃えがあるため午前中は忙しいと感じました。

予定入院患者や緊急入院患者の持参薬鑑別が大変だから

これも病院によると思いますが私が勤めていた病院では前日の夜勤帯から翌日の日勤帯で入院してきた予定入院患者の持参薬鑑別は病棟薬剤師の仕事でした。

持参薬鑑別とは患者が自宅で飲んでいた薬の用法や用量を本人や家族に聞き取りを行い、医師や看護師にツールを用いて入院中に内服する薬剤の提案を行う業務です。

例えば血圧の薬を1種類しか飲んでいないのならば持参薬鑑別はすぐに終わりますが、糖尿病患者など複数薬剤を内服している場合には時間が掛かります。

緊急入院患者の場合、事前情報がない場合や本人が話せる状態ではないこともあるため持参薬鑑別ができない場合もあります。

これらの持参薬鑑別を抗がん剤のミキシングのタイミングを見ながら同時並行で行うため、病院薬剤師は忙しいなと感じました。

病棟業務や調剤業務が定時に終わらず残業が多いから

病棟担当薬剤師ならば患者に服薬指導を行った内容を記す薬剤管理指導記録の記入が終わらない、調剤室業務では調剤が終わらず残業が多いから忙しいと感じることがあります。

また、病棟業務では薬剤管理指導記録の記入中に医師や看護師から薬の問い合わせが来たり、病棟を歩いていたら患者さんに引き留められたりすることもあります。

定時だからと言って他職種からの相談や患者からの問い合わせを振り切ることは難しいですよね。

薬剤師は基本的に真面目だから時間外でも対応する人が多いよね。

私も良く患者さんに引き留められて薬の説明をしたり、医師や看護師から相談を受けて一緒に薬物治療について考えたりしていました。

定時に仕事が終わらないことから病院薬剤師は忙しいと感じるのではないでしょうか。

業務時間外の勉強会や学会発表準備があるため

日常業務以外に病院薬剤師だと日本病院薬剤師会が主催している日病薬認定薬剤師の取得のために業務後に勉強会に出席するから忙しいと感じることがあります。

また、臨床現場で起きた疑問点や珍しい症例などを学会発表すると決めた場合、学会発表準備に時間が取られるため忙しく感じます。

私も日常業務でくたくたに疲れた金曜日の業務後にある勉強会に出席した時はさすがに疲れ切っていましたし、学会発表準備は直前になると休日返上でした。

日常業務以外にも勉強会や学会発表準備があると病院薬剤師は忙しいと感じるようです。

 

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病院薬剤師が忙しいと感じるのは勤務形態が原因?

病院薬剤師が忙しいと感じる大きな理由は勤務形態が原因だと考える人も多いでしょう。

病院薬剤師の勤務形態は大きく分けて下の4つがあります。

  • 日勤
  • 夜勤
  • 当直
  • オンコール

ここからは病院薬剤師の勤務形態について1つずつ説明していきます。

日勤は基本的に朝から夕方までの勤務

一般的な会社員と同じ勤務時間で、病院によって異なりますが9時から17時までの勤務が多いです。

とても健康的な働き方である故、妊娠中の女性薬剤師、育児中の薬剤師は日勤帯のみの勤務になることが多いです。

日勤帯だけの勤務だと体がラクだったよ。

私も妊娠するまでは夜勤業務もやっていましたが、妊娠後は日勤帯のみの勤務に変えてもらいました。

夜勤は日勤が終了してから翌日の日勤が始まるまでの勤務

夜勤は日勤帯が終了した17時から翌日の日勤帯が始まる9時までの勤務です。

夜勤がある日の日勤帯や翌日の日勤帯は勤務がないため自宅でのんびりできます。

私は夜勤当日は朝の11時まで寝て、夜勤明けの日は帰宅してから3時間ほどお昼寝をしていました。

夜勤は体内時計が狂うこと、慣れない薬についての問い合わせやいつ何が起こるか分からない緊張した状態で勤務を続けるため忙しいと感じるかと思います。

夜勤明けはハイテンションになっていて周りから驚かれたこともあるよ。

当直は日勤から勤務して翌日の昼までの勤務

当直は夜勤と少し異なり、朝から勤務を開始してそのまま夜も働き、翌日の昼に勤務が終了する勤務形態です。

夜勤と異なり当直は業務がないときは寝ても良いというルールがあります。

夜勤と当直って勤務時間が違うんだね。知らなかった。

ただし、朝から翌日の昼頃まで働き続けるため忙しいと感じると思います。

オンコールは自宅にPHSを持ち帰り対応する勤務

中規模の病院に多いオンコール勤務は自宅にPHSを持ち帰り必要時に対応する勤務です。

オンコールの当番者は病院に駆け付けられる範囲にいること、というルールがあることも。

痛み止めや下剤などあらかじめ処方できる薬は日勤帯のうちに医師に処方してもらい、夜間帯は本当に今すぐ必要な薬だけを処方する、という病院もあるそうです。

いつPHSが鳴るかドキドキするから自宅にいながら夜勤をしているみたいだね。

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病院薬剤師は忙しいけれどやりがいがたくさんある

病院薬剤師は激務で忙しいと言われますが、その分やりがいもたくさんあります。

  • 医師や看護師とチーム医療を実践できる
  • 最新の薬物治療を経験することができる
  • 学会発表や論文投稿を通して経験を積むことができる

私は病院薬剤師時代はとても忙しかったですが、病院薬剤師の仕事はとても好きでした。

病院薬剤師のやりがいについて体験談を交えながらご紹介していきます。

医師や看護師など多職種とチーム医療を実践できる

病院薬剤師の醍醐味である多職種と連携してチーム医療を実践できるところは本当にやりがいを感じる点です。

例えば患者が便秘で悩んでいる時に腎障害がある患者ならば酸化マグネシウムではなくプルゼニドの処方提案を行うことで患者に還元できます。

また、患者から自宅での内服状況を聞き取り、昼食に薬を飲まなくても良いように薬剤を変更してもらうなど医師に処方提案をすることもたくさんありました。

医師や看護師から信頼を得ると「薬剤師さんに薬のことは相談しよう」と声をかけてくれるようになりますよ♪

最新の薬物治療について経験することができる

病院にもよりますが、急性期病院や大学病院などに勤務する病院薬剤師は常に新薬に関する勉強をしています。

そして医師も最新のガイドラインを読み込んで実践するので、自然と薬剤師も最新の薬物治療について経験ができます。

もし最新の薬物治療について分からないことがあったとしても、処方意図をすぐに医師に確認したり教えてもらったりできるのは病院薬剤師のメリットですよね。

私も治療について医師にガイドラインの説明をしてもらったことはたくさんあります。

病院に勤めているからこそ最新の薬物治療を経験できるのは魅力的ですよね。

学会発表や論文投稿を通して経験を積むことができる

臨床現場で経験したことを症例報告としてまとめて学会発表を行うことで病院薬剤師としての経験値が上がります。

症例報告の次は薬物間相互作用について発表したり、自分の病院での取り組みについて発表したりすることで更に経験を積むことが可能です。

私も症例報告のために学会発表の準備を経験しましたが、学会発表のために他の論文やガイドラインを読み込む作業を通して深く症例に関わることができたと感じました。

日々の仕事で手一杯になりがちですが、チャンスがあったら学会発表は経験すると良いですよ♬

学会発表を通して他の病院の薬剤師と知り合えるのも学会発表のメリットだね。

なによりも学会発表や論文発表は自分の実績として残るため、転職をする時に有利になることもあります。

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まとめ

  • 病院薬剤師が忙しいと感じる理由は5つある
  • 院内調剤や外来調剤処方せんが一気に重なるから忙しい
  • 入院患者の抗がん剤調剤や注射の取り揃えが多いから忙しい
  • 予定入院患者や緊急入院患者の持参薬鑑別が大変だから忙しい
  • 病棟業務や調剤業務が定時に終わらず残業が多いから忙しい
  • 業務時間外の勉強会や学会発表準備があるから忙しい
  • 病院薬剤師の勤務形態は日勤、夜勤、当直、オンコールがある
  • 病院薬剤師は忙しいがやりがいや魅力はたくさんある
  • 1つ目は医師や看護師とチーム医療を実践できること
  • 2つ目は最新の薬物治療を経験することができること
  • 3つ目は学会発表や論文投稿を通して経験を積めること

この記事を読んだあなたが病院薬剤師は忙しいけれどやりがいや魅力がたくさんあると思えますように。

薬剤師であり1児の母です。
テレビドラマを観るのが育児の息抜きになっている30代です。
Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

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