薬剤師のアレコレ

最新版!病院薬剤師が見学会で質問すべき内容10個をたっぷりとご紹介!

薬剤師のアレコレ

病院薬剤師として働きたいと考えているあなたはきっと病院見学会で何を質問しようか悩んでいると思います。

結論から言うと、病院見学会で聞くべき質問とその質問の仕方は型が決まっています。

私も病院薬剤師になるために5件の病院見学に参加しましたが、「これはいい質問だな」「この質問の仕方は印象を悪くするな」と思うことは多くありました。

病院見学会では副部長など採用に関わる薬剤師が担当するため自分をアピールできる場になりますが、逆に印象を悪くする場合もあります。

質問内容と質問の仕方が重要になるんだね。

そこで本記事では病院見学において質問すべき内容と質問の聞き方について徹底的に解説していきます。

この記事を読み終わる頃、きっとあなたは病院見学会に向けて良い質問を準備できるようになっているでしょう。

<この記事を書いた人>

山村ゆち
山村ゆち

新卒から国立大学病院薬剤師として勤務していた山村ゆちです

  • 薬剤師歴:2022年現在、7年目
  • 都内私立大学薬学部→新卒で国立大学病院薬剤師として勤務
  • 現在1児の母として子育てに奮闘中

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こちらの記事では病院選びの方法について詳しく解説しています。

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病院薬剤師の見学会で質問すべき内容一覧をご紹介

病院薬剤師の見学会で質問すべき内容は大きくわけて2つあります。

  • 病院薬剤師としてのスキルアップについて
  • 職場環境や雰囲気について

処方せんの枚数や診療科など病院のホームページを読めば分かることよりも、ホームページには載っていないことを聞くことでより有意義な病院見学会にできます。

認定薬剤師や専門薬剤師になるための指導体制や入職した後のローテーションについて積極的に聞くことで「この学生はやる気がありそうだ」と良い印象を持ってもらえますよ♪

また質問する順番についてですが、スキルアップについて→職場環境や雰囲気についての順番で質問をすることをおすすめします。

なぜなら、最初に有給休暇の取得率や残業時間など職場環境や薬剤部内の雰囲気について質問をすると、「この学生は休みのことばかり考えている」と思われてしまうからです。

確かに有給休暇の取得率や1か月の残業時間については日々の生活に関わってくることなので重要ですよね。

しかし、病院見学会は「病院薬剤師になりたい学生」の立場で参加しているため、職場環境や雰囲気のことよりもスキルアップについてまず始めに聞くようにしましょう。

病院見学会では病院薬剤師としてここで働きたいとアピールする場でもあるんだよ。

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病院薬剤師の見学会ではスキルについて5つ聞く

結論から言うと、病院見学会で病院薬剤師になりたい学生が聞くべきスキルアップについての質問は下記の5つがあります。

  • 認定薬剤師や専門薬剤師の種類と取得した人数
  • 病棟薬剤業務は何年目から経験可能であるのか
  • 新人薬剤師の教育システムはどのようなものか
  • 薬剤部内の勉強会の頻度はどれくらいなのか
  • 薬剤師による学会発表の頻度や指導体制について

上記の5つの質問はなかなか病院のホームページには載っていないことなので積極的に聞くと良いでしょう。

特に大規模病院や大学病院では薬剤部内の勉強会や学会発表が活発であるため、これらの質問をすることで「やる気のある学生」と印象付けることができます♪

それでは病院見学会で聞くべきスキルアップについての質問について1つずつ解説していきますね。

認定薬剤師や専門薬剤師の種類と取得した人数

病院見学会でまず始めに聞くべき質問は薬剤部内における認定薬剤師や専門薬剤師の取得率や種類についてです。

認定薬剤師や専門薬剤師の種類や取得人数は薬剤部としてはアピールポイントになるため、もしかしたら見学会の中で説明があるかもしれません。

そこで見学会で認定薬剤師や専門薬剤師についての説明があった場合には、取得する場合の支援体制について質問すると良いでしょう。

私が勤務していた病院薬剤部では認定薬剤師や専門薬剤師を目指す場合、目指したいと考えている薬剤師でグループを作った上で症例の書き方等の指導がありました。

1人で認定や専門薬剤師を目指すのはなかなか難しいよ。

認定薬剤師や専門薬剤師を取得する場合、すでに認定薬剤師や専門薬剤師を取得している薬剤師の指導は欠かせません。

病院見学会ではぜひ認定薬剤師や専門薬剤師の取得状況について質問をすることをおすすめします。

病棟薬剤業務は何年目から経験可能であるのか

病院見学会では病棟薬剤業務が何年目から経験できるのか、実は病院によって大きく異なるので必ず確認しておきたい項目です。

私が勤務していた大学病院では新人ローテーションの時から病棟薬剤業務を経験できたので、「病院薬剤師なったんだな」と実感することができました。

しかし病院によっては3年目になるまでは調剤室や注射室などの中央業務しか配属させないところもあります。

せっかく病院薬剤師になったのに病棟業務を経験できないのは辛いよね。

病棟業務を経験できないために病院薬剤師として働くのが辛いと思ってしまってはもったいないです。

病院薬剤部の見学会では病棟薬剤業務を何年目から経験できるのかをしっかりと確認することで辛い思いをせずに済みますよ♪

病院薬剤師として働くのが辛いと感じるのは調剤業務だけだから以外にも理由があります。

こちらの記事では病院薬剤師として働くのが辛い理由について解説しています。

新人薬剤師の教育システムはどのようなものか

見学会では新人薬剤師の教育システムについて必ず聞くようにしましょう。

新人薬剤師は全く経験がない状態で入職してくるため、薬剤部としてチューター制度やOJTなど何らかの新人教育を行っている病院が多いです。

私が勤めていた大学病院ではチューター制度が整っていたため、私はチューターの先輩に調剤業務のルールや病棟業務のコツなどを教わっていました。

「習うより慣れろ!」と新人教育がほとんどされていない病院は新人の成長率が低い可能性があるため、就職するのはもう一度考え直した方が良いかもしれません。

新人薬剤師にとってわからないことを聞ける体制があると安心だよね。

新人薬剤師の教育システムについてはしっかりと見学会で確認することをおすすめします。

新人薬剤師は教育システムだけではなく、自分で勉強することが重要です。

こちらの記事では実際に私が読んだ中でおすすめの参考書をご紹介しています。

薬剤部内の勉強会の頻度はどれくらいなのか

薬剤部内で行われる勉強会や症例報告会の頻度についても聞くと良いでしょう。

新薬の勉強会や症例報告会の頻度が高ければ高いほどあなたにとって学びの機会が多くなるため、病院薬剤師としてのスキルアップにつながります。

私が働いていた大学病院では、新薬の勉強会が1か月に2回程度、症例報告会も同じく1か月に2回程度ありました。

症例報告会は薬剤部長を始め、認定薬剤師や専門薬剤師の資格を持っている薬剤師からもアドバイスをもらえるため、とても勉強になったんですよね。

症例報告会の準備って大変そうだけれど実際はどうなの?

確かに症例報告会に向けて、経験した症例をブラッシュアップしてパワーポイントにまとめる作業はとても大変です。

しかし、症例報告会に向けて経験した症例について様々な角度から考察していくと非常に勉強になります。

症例報告会の準備の大変さよりも学びの方がはるかに大きいため、もしあなたが病院薬剤師として成長をしたい場合には勉強会の頻度についても質問すると良いでしょう。

薬剤師による学会発表の頻度や指導体制について

大規模病院や大学病院の薬剤部では学会発表がとても頻繁に行われていることが多いです。

もしあなたが学会発表や論文投稿に興味があるならば、見学会で薬剤師による学会発表や論文投稿の頻度や指導体制について質問すると良いでしょう。

学会発表にはポスター発表と口頭発表の2種類がありますが、それぞれコツが必要となります。

薬剤部長を始め、上司や先輩などの指導がなければ学会発表や論文投稿を成功させることは難しいでしょう。

学会発表に興味があるならば上司や先輩にアピールが必要だよ。

病院見学会では薬剤師による学会発表の頻度や指導体制について質問することで、「やる気のある学生だな」とアピールすることもできるためおすすめですよ♪

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病院薬剤師の見学会では職場環境について5つ聞く

結論から言うと、病院見学会で病院薬剤師になりたい学生が聞くべき職場環境についての質問は5つあります。

  • 薬剤部のスタッフの年齢層や平均勤続年数
  • 産休や育休から戻ってきたママ薬剤師の人数
  • 毎年新卒の薬学生を何名くらい採用するのか
  • 1か月の残業時間の目安はどれくらいなのか
  • 有給休暇の取得率やルールについて決まりはあるのか

上記の5つの質問は日々の生活に関わってくることも含まれているのでぜひ聞いておきたい質問です。

しかし有給休暇の取得率や1か月の残業時間の目安については、見学会の雰囲気によっては聞きづらいこともあるでしょう。

質問しづらい内容は見学会に参加する中で「聞けそうだな」と思うタイミングを見計らって質問することをおすすめします♪

それでは病院見学会で聞くべき職場環境についての質問について1つずつ解説していきますね。

薬剤部のスタッフの年齢層や平均勤続年数

薬剤部のスタッフの年齢層や平均勤続年数を質問することで、ブラックな職場かどうかの判断が可能になるので質問しましょう。

もし平均勤続年数が短い場合、新人薬剤師に辛くあたる薬剤師がいたり希望の日に休みが取れなかったりなど何らかのブラック要素がある可能性があります。

こちらの記事では病院薬剤師に性格が悪い人がいた場合の対処法について解説しています♪

「平均勤続年数はどれくらいですか」とストレートに聞くのはハードルが高い場合、大体の年齢層について質問すると良いですよ。

平均勤続年数が長い場合は働きやすい職場環境である可能性が高いため、見学している病院への志望度を上げてもいいかもしれないですね。

見学会の雰囲気を見ながら、ぜひ薬剤部のスタッフの年齢層や平均勤続年数を質問することをおすすめします。

産休や育休から戻ってきたママ薬剤師の人数

病院薬剤師に限らず薬剤師は女性が多いため、産休や育休から戻ってきたママ薬剤師の人数を聞くと良いでしょう。

もし産休や育休から戻ってきたママ薬剤師が多いのならば、時短勤務や子育てへの理解がある職場であることが分かります。

小さな子供はどうしても熱を出したり病気にかかったりするため、保育園からお迎えの連絡が来てしまいます。

「子供にとってあなただけがママだから保育園にお迎えに行ってあげなさい」と快く送り出してくれる職場だとママ薬剤師も働きやすいですよね。

急な発熱は避けられないとはいえ同僚が理解してくれるとありがたいな。

見学先の病院が働きやすいかどうかはママ薬剤師の人数で分かるため、ぜひ病院見学会で質問することをおすすめします。

こちらの記事ではママ薬剤師には病院勤務がおすすめである理由を解説しています♪

毎年新卒の薬学生を何名くらい採用するのか

新卒の薬学生を毎年何名くらい採用するのかについて聞くことで以下の2つのことが分かります。

  • 退職者が毎年どれくらいいるのか
  • あなたが採用試験を受験するときに募集があるか

病院薬剤師の募集は前年度に退職した薬剤師の人数によって変わることが多いです。

時々業務拡大のため薬剤師の人数を増やしたいという理由で募集がかかることがあります。

しかし、病院薬剤師は原則欠員補充のため、採用人数が毎年多い場合は退職する薬剤師の人数が多いことを意味します。

またあなたが採用試験を受験する年に募集があるかを質問することで病院見学会を担当している薬剤師に志望度が高いことをアピールできます。

病院見学会は採用を担当する薬剤師に志望度が高いことをアピールできる貴重な機会なので、しっかりとアピールすることをおすすめします。

私は病院見学会に参加した時は移動時間も無駄にせず、担当の薬剤師に色々と質問をすることで志望度が高いことをアピールしていましたよ。

1か月の残業時間の目安はどれくらいなのか

1か月の残業時間の目安を聞くことでプライベートとの両立ができる職場かどうかが分かります。

しかし、残業時間は配属された部署によって大きく違うこと、人によって仕事の速さや仕事量が違うことからあまり参考にならないかもしれません。

「病院薬剤師は忙しい」と言われる理由は残業時間によるため、病院見学会では残業時間を目安を聞いてみることをおすすめします。

見学会で聞けそうな雰囲気なら残業時間について聞いてみても良いと思うよ。

こちらの記事では病院薬剤師が忙しいと感じる理由について解説しています♪

有給休暇の取得率やルールについて決まりはあるのか

有給休暇の取得率や有給休暇を取る時のルールについて、もし見学会で聞けそうな雰囲気ならば聞くことをおすすめします。

有給休暇など福利厚生に関して就活生には聞きづらいかもしれませんが長く同じ職場で働く場合重要な項目となってくるため、タイミングを見計らって聞いてみましょう。

もし見学会で聞くタイミングを逃してしまったら、OB訪問などを利用して先輩に聞いてみると本音を聞くことができますよ。

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まとめ

  • 病院見学会に参加した場合には病院薬剤師としてのスキルアップについてと職場環境について質問すると良い
  • スキルアップについて見学会で質問する場合には以下の5つの項目を聞くと良い
  • 専門薬剤師の種類と取得した人数について、病棟薬剤業務は何年目から経験可能か、新人教育システムについて質問をする
  • 薬剤部内の勉強会の頻度や学会発表の指導体制について質問をするとより良い見学会となる
  • 職場環境について見学会で質問する場合には以下の5つの項目について聞くと良い
  • 薬剤部のスタッフの年齢層や平均勤続年数について、ママ病院薬剤師の人数、新卒採用の人数について質問する
  • 1ヵ月の残業時間の目安や有給取得率についても見学会の雰囲気によっては聞くと良い
  • 聞きにくい質問に関してはOB訪問をして先輩病院薬剤師に聞くと良い

この記事を読んだあなたが病院見学に参加する時に有意義な質問ができることを祈っています。

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薬剤師であり1児の母です。
テレビドラマを観るのが育児の息抜きになっている30代です。
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